土間リビングの家

【住宅スペック】

平屋建て 104.34m2(31.5坪)
UA値 0.32 W/m2K
Q値 1.39 W/m2K
C値 0.15 cm2/m2(中間測定時)
  0.2 cm2/m2(竣工時)
第一種熱交換型 換気設備

■設計コンセプト

プランニングの段階では、ご夫婦これといった強いご要望もなく、最新の家というものはどの様な仕様なのか?ということもほとんど解らないまま動き出しました。
(※三幸住宅以外で家を造る気がそもそもなかったため、良くも悪くも情報不足でした。)
受注させていただいた経緯はどうあれ、私達三幸住宅が手掛けさせていただく家なので高性能が標準となるのと、共働きというご夫婦の生活を少しでも楽なようにするイメージをしながら、ヒアリングを重ね、基本的には設計側主導で提案をしていきました。

[STEP 1] 土間リビング

メインコンセプトに土間リビングを採用することにしました。
これは現在平屋を中心に増えてきているものですが、
利点①
南側に土間を配置することにより、冬の太陽光エネルギーの蓄熱が出来る。(夏は外付けシートなどでしっかり遮断する。)
利点②
土間部分が玄関ホールを合わせた面積で12帖5分あるため、この部分でいろいろなことが楽しめます。
・ロードバイク、スキー、スノーボード、釣り、その他趣味用品、道具のメンテナンス
(ちなみにご主人様の趣味はバスフィッシング)
・水濡れの心配があるような用途、作業
(プランターなどを上手に使い、観葉植物を育てるなどにも最適)
利点③
目隠しを兼ねた収納を多く、後配置することで後々の家族構成の変化に対応出来る可能性のあるプランニングが出来ます。
(※もちろん大地震対応として留め付け固定してあります。)

[STEP 2] 東西に長いプランニング

この土地の形状が東西に長いので、パッシブ的に考えるとかなり有利な立地……
この要素を使わない手はないので、できるだけ希望に近い間取りになるようにプランニングしていきます。
こんな形状の土地の場合、耐震と太陽光取得が容易に出来て設計はかなり楽です。

[STEP 3]

東西に長いプランニングなので、自ずとDK(ダイニング・キッチン)は横方向の動線になります。
I型キッチンに平行してダイニングテーブルを配置……
キッチン正面にダイニングテーブルを配置したプランニングにより、少し配膳が楽なのと、キッチンで作業している人の動きが目に入りにくいので、落ち着いて食事をすることが出来ます。

[STEP 4]

玄関を入ってすぐの場所に手洗いを設け、その流れの動線に土間トイレを設置
30坪を超え、家族が3~4人以上の場合は平屋でもトイレは2箇所がいいので、1つは土間、1つは室内というプランニングになっています。

[STEP 5]

将来お子さまがもう1人増えることを想定しているので、LDKの続きとして6帖(収納付き)を設け、その子が個室を使うときまでの期間はLDKの一部として広々使い、成長に合わせて間仕切りをする設計にしています。
(※ちなみにこの建物のお引き渡しからまもなく第二子誕生)
(※とにかく間取りは可変性の多様化が大切)
太陽光パネル 13.5kw搭載(パワコンにて10kw以下に)
玄関周りの目隠し収納、この目隠しは(コート掛け、シューズクローク、LDK~の収納)多様な収納となっています。(木部化粧板、ウエスタンレッドシダー)
トイレ、脱衣、ユニットバス

■夜の風景

▲上に戻る▲

猫とずっと一緒に暮らす家

【住宅スペック】

「猫とずっと一緒に暮らす家」
UA値 0.39 W/m2K
Q値 1.28 W/m2K
C値 0.09 cm2/m2(中間測定時)、0.18 cm2/m2(竣工時)
ηAH 2.1
ηAC 1.2
耐震等級3 + 制震構造

■設計コンセプト
ご夫婦2人(40代)と自分達の家族のように可愛がっている2匹(※今後もう少し増やすかも……と)という家族構成です。
ご夫婦の趣味はパソコンなので、生活動線をパソコンの設置場所メインでプランニングすることと、すべてにおいて高性能な住宅で、人間にも猫ちゃんにも一年を通して快適で健康な暮らしを約束できるプランニングになっています。(当然ですが……)

もうひとつ大切なこと……
「猫ちゃん=動物」という意味では、基本設計の中に「環境エンリッチメント(※その動物に適したストレスフリーな空間を実現出来る空間構成)」を取り入れました。

自分達らしい生活を考えていたこのお客さまは「コストをかける場所」と「コストを抑えシンプルにする場所」を明確に決めていただけたため、本体の外観はシンプルにしつつ、外構を含めひとつの建物デザインとし、住宅性能と室内デザイン・猫遊具(キャットアトラクション)にはある程度コストをかけました。

では、室内に入っていきましょう……

玄関ドアを開けると、室内のデザインは古民家風にまとめられています。(※そもそも私達三幸住宅にお問い合わせをいただいた最初の理由が「古民家風デザイン」から……と後から知りました。)
猫ちゃんが外に出られないように造られた格子戸を開けると、お客さまが自ら海で集めてきてくれた流木にステップを差し込んだキャットタワーがお出迎え。
今度は反対側から玄関を視た様子です。中央やや右にあるのがストリップ階段ですが、最初の上がり端(ハナ)4段目まで幅広く造作し、畳を入れてあります。
これは年に一度~二度ご夫婦の身内の方が複数人集まったときにソファー(イス)替わりに出来るように限られた空間を最大に利用できる様に設計し、流木のキャットタワーが上部のキャットウォークに繋がっています。
2人で1台ずつのパソコンを置いてちょうどよいサイズの造り付けカウンター(机)と上部に小物置き、さらにその上(左・右)にアクリル板を使ったキャットウォーク(三角形と長方形)があり、下から猫ちゃんを見ることが出来ます。
これはキッチンからLDを見ている様子ですが、キッチンには猫ちゃんが入れないように玄関と同じく格子戸。正面には視界的圧迫感をなくしながら、猫ちゃんの侵入を防ぐためのアクリル板FIXとなりますが、キッチンから配膳が出来るように下部の2面跳ね上げ扉にしています。
格子戸の引き手にも流木を使いました……。(※かなりの量の流木を拾ってきていただいたので、できるだけ使っています。)
家中の温度の均一化を図るために格子戸は(すべての)もちろん空気が通うようにガラスなどは入っていません。
猫ちゃんの爪研ぎもできるだけ目立たないように造り、市販の爪研ぎ本体は脱着式になっています。
(※この爪研ぎは家の中9箇所にあり、この家の猫ちゃんはこの数くらいあれば、他のところを傷にすることはないとのことでした。)
1階は脱衣所の一番奥にトイレがあります。これはこの家族がご夫婦2人ということと、プランニング的にこの配置がこの家には一番効率がよかったため採用しました。
写真中央は下着や洗濯の時の洗剤、柔軟剤などのストックを入れる収納可動棚、その右側に洗濯機が入ります。

トイレ本体の頭上にエアコンがあり、取り付け方を少し斜めにしてUB(ユニットバス)入口に温風を送り、UBにはリビング側に窓を設けて(※外部面ではなく)UBの水蒸気を家全体に少しでも取り込めるように設計しました。(※乾燥期、冬のため。)
ここで階段を上がり2回へ……
2回へ上がりきった場所から下を見ています。階段は吹き抜け部分に掛かっており、左側の床は格子状のキャットウォークになっています。
2階は夫婦寝室と来客用の予備室(寝室)があるのですが、来客用の寝室以外は家中まるごと猫ちゃんアトラクション!!
夜の風景……
室内……
▲上に戻る▲

笠幡の木の家

 このお客さまは、以前から私達三幸住宅とお付き合いのある40代前半のお客さまです。お子さまの成長に伴い家の建て替えを検討していらっしゃいました。
 シンプルで木を多く使った家がご希望とのことで、私達としてもコストをかけずにどこまでお客さまのご希望を新築に反映できるか、細部にわたり色々な話をさせていただきました。
 お客さまも私達三幸住宅に絶対の信頼を寄せて下さり、お客さまご自身のこだわり以外の部分は、すべて私達におまかせいただきました。
 こうして出来上がったのが、2階建て37坪の木の家です。
 外構も含め、スッキリとした中にも廻りの家と少し違う、お洒落な感じを出せたと思います。

玄関

LDK

トイレ・脱衣

その他

▲上に戻る▲

東大宮の木の家

 このお客さまはご夫婦での生活をするにあたり、当初中古住宅を購入して木(無垢材)を使った大規模なリフォームを考えていらっしゃいました。お客さまの住宅立地条件(通勤時間、生活環境)のイメージに合う物件を探して、それを内装、外装、外構のすべてをリフォームするとなると、かなりのコストがかかります。
 そこで、考え方を根本から変えて、コンパクトで住みやすい家に建て替えるのはどうでしょうか、と提案をさせていただきました。
 お客さまは、木の家の新築は手が届かないもの、と考えられていて少し驚かれていましたが、コストを最低限に抑えてお客さまのご希望を最大限取り入れるという打ち合わせを重ね、上棟の運びとなりました。
 こうして出来上がったのが、2階建て22坪の木の家です。

玄関

LDK

トイレ・手洗い

その他

▲上に戻る▲

宮原の木の家

 このお客さまは、お子さまが産まれたのを機に木の家、無垢住宅での新築を考えていらっしゃいました。そこで木の家、無垢住宅を手掛けている建築会社数社を候補に挙げていろいろとお話しをされており、その中の1社として私達三幸住宅もお話しさせていただきました。
 ひと口に木の家、無垢住宅といっても各社様々、土壁を採用している会社もあればベニアなど新建材をベースに仕上げ(表に見える部分)だけに無垢材を使用する会社もあり、お客さまも相当悩まれたようです。
 この話し合いの中で私達が造る家と、お客さまのイメージされている家が近かったこともあり、私達三幸住宅を選んでいただきました。
 こうして出来上がったのが、2階建て34坪の木の家です。

玄関

LDK

トイレ・手洗い

その他

▲上に戻る▲
81889